気ままに生きよ

気ままに わがままに 自分らしく

老婆心

私自身、若い頃に楽しかった、と思うような時代はなくて、それなりに頑張ってきたよね、と労いたい人生です。
今でこそ、歳をとったおかげで、開き直りの部分も多く、ずいぶんと肩の力が抜けたかな、と思います。
それから、自分なりに心理学やカウンセリングの知識を得たのが大きかったと思います。

全ては自分次第、考え方次第。
自分が変われば相手も変わる、とか、周りは自分の鏡だとか。

そのとおりなんだと思いますが、ただそのままを理解するのは難しいと思います。
自己啓発や精神論、スピリチュアル的な分野からそこにたどり着く方法と、そういうものが感覚的に苦手な方や、論理的に理解したい方は、認知心理学から学んでいく、というアプローチ方法もあるんじゃないかと思います。

私はどちらも興味があって、ずいぶん時間がかかりましたが、ようやく、なるほど、と思えるようになってきたと感じています。
そういう経験があるので、人に対しても、いろいろ思うことがあったりして、でも考え方やものの見方というのはその人のものなので、なにもしてあげられないんですよね。

でももし、なにかアドバイスできるとしたら。
他人と比べない。
他人に求めない。
これを意識するだけでも、少しは気持ちが楽になるんじゃないのかな、と思ったりします。

ああこれが、老婆心というものなのか。
老婆心が芽生える歳になったんだなぁ。
またひとつ大人になったと、喜んでいいのかな。