洋服との付き合い方
暑いなあ。暑そうだなあ。
家の中ではエアコンを使用していますが、それでも気を遣って28度設定。
ちょっと動けば汗をかきます。
真昼の外出は避けていますが、陽が陰っても暑いことは暑い。
出先で涼しいとは言っても、外の暑さと冷房の涼しさの急激な気温差を何度も繰り返すことも、身体に負担になるらしいし。
とにかく、暑さが苦手な私は、何をするにも疲れちゃう。
本当に、夏は家でゴロゴロしているのが一番です。
世の中は夏のセールも終盤ですが、すっかり縁遠くなってしまって、お店を覗いてもいません。
夏の数少ない外出予定と、手持ちの洋服を照らし合わせても、なんとかなりそうで、わざわざ買い足す必要はなさそうです。
更に、10年来の夏のワンピースは、黒で丈もそれなり、生地も傷みがないし、と思ってとっておいてありましたが、そもそも私に似合う形ではなかったようで、いよいよ処分の諦めもつきました。
若いときはまだ、多少のテイストの違いも見過ごすことができたのに、年を重ねると、似合わないものは似合わない。違和感しか感じない。
これは、自分自身の個性が確立された、と喜ぶところなのでしょうか。
複雑な思いはありつつも、これは加齢現象として受け入れるしかありません。
本来の身体的特徴がより強調されるようになったことで、自分がカバーするべき箇所が分かります。
良いほうへ考えれば、そこさえ押さえれば、それなりに見えるようになるのです。
無謀なチャレンジはできなくなる、けど大きな失敗もない、ラクな方法でもあります。
骨格がっしりの私は、華奢な女性らしいデザインはもう着られない。
その代わり、ざっくりラフな服装だと、アラが隠れてスッキリ見えるみたいです。
夏のお出掛け着が一着減ることになりましたが、そもそも夏は外出を控えたい私に、そう何パターンもは必要ないのでした。
今のところの夏の間の予定では、着て行く服は手持ちのもので想定できたし、もし新たに予定ができて、着て行く服が思い当たらなかったら、その時買えばいい。
やっと、そう思えるようになりました。
必要なものを必要な時に必要なだけ。
洋服も、それでいいのかも、と思います。
近くでいつでも洋服が買える、時間的余裕もある、そんな恵まれた環境にある今だからこそ、できる贅沢かもしれません。