フォックスアンブレラ
先日のランチ。
久しぶりの外出で、お出掛け着を着るチャンス!
数年ぶりに、幾何学柄のワンピースを着ようと数日前から考えていました。
ところが、当日はあいにくの雨。
ワンピースはどうしても着たかったけれど、久しぶりのハイヒールは諦めて、いつもの長靴にしました。
ベージュのトレンチコートと、バッグも雨用にしているナイロン素材のバッグ。
それに、傘は黒のフォックスアンブレラでお出かけです。
電車で何気なく傘の飾りを見てみたら、なんだかバランスがおかしい。
?と思って直そうと触ったら、房がスルッと落ちた!!
なんてこと!
そういえば今朝のゴミ出しに、どうせ今日はこちらの傘を使うから、とこの傘を使いましたが、その時にぶちっと引っ張られたような気がしたのです。
あの時ーーー!?
とにかく、空いている車内で落ちた房も無事救済。
これは修理?できる?
いや、ただの飾りで傘は問題ないんだから、どうでもいいじゃない。
でも房のないフォックスアンブレラなんて。
まさか、本体ごと買い直す?
なんてぐるぐる考えつつ、修理など相談するとしたらどこ?と、とりあえすスマートフォン!
そういえば、購入店が行先の路線の途中駅にある。
待ち合わせ時間には少し余裕があるし、先に寄る?帰りに寄る?
修理するとして、預けるのは飾りだけ?本体も?
とにかく、聞いてみないことには始まらない。
えい!っと電車を降りて、たしかこの辺に・・・とお店を探して、入り口でSOS。
いらっしゃいませ~なんて優雅に声だけかけたあと、濡れた傘片手に突っ立って、奥まで入っていいものか悩む私に気付いて、お姉さんが来てくれました。
これ!取れちゃったんです~。修理ってできますか?と見せたら、あらまあ、お待ちください、と奥に入っていきました。
そうしたらなんと、まさにその飾りを持っていらっしゃいました!
2000円でご用意がありますが、いかがされますか。と言われて、ください!と即答です。
パーツとして売り物があるとは。
しかも同じ色で在庫があるとは。
なんてラッキーな私。
もちろん、壊れたことがすでにラッキーではないのですが、あっという間に治ってしまえば、もうそれでよいのです。
すぐに付け替えてくれて、途中下車のロスもたったの15分。
待ち合わせ時間の5分前には、何事もなかったかのように到着です。
ああよかった。
こうやって瞬時に立て直すことができたら、すべてはなかったことになってしまうのです。
悩む時間が長引くほど、ダメージは大きくなるんですよね。
替えがきくこともわかったし、これで次からは慌てなくてすみます。
そして、お店で新しい傘を見たら、私のものと仕様が変わっている。
留め具のバンドが、今はゴムになっているのですね。
生地素材が変わり、ふちが切りっぱなしではなくステッチ仕上げになっているそうです。
私の持っているこの形はもう手に入らないので、大切にしてくださいね、と言われました。
ちょうど待ち合わせた友人も、フォックスアンブレラの愛用者。
そんな話をして、彼女の傘を見たらあれ?新仕様!
なんと、つい最近古くなったからと同じ色で買い替えていたそう。
革巻きの持ち手の形も変わったそうです。
定番品の仕様変更はたまにがっかりすることもありますが、さすがは英国老舗ブランド。
上品な細巻きシルエットは変わらず素敵です。
もちろん今の傘を使い続けるつもりですが、やっぱりここの傘が一番好き、と惚れ直しました。