成功と大衆
会社を辞めてから、ビジネス関係の啓発本は気分に合わなくなってしまったので、スピリチュアルの類の本を最近よく読んでいます。
- 作者: ボブプロクター,Bob Proctor,岩元貴久
- 出版社/メーカー: きこ書房
- 発売日: 2007/06
- メディア: 単行本
- 購入: 6人 クリック: 25回
- この商品を含むブログ (12件) を見る
大体同じようなことが書いてあると言いましたが、でもそれが本当のこと、唯一の真実ということであるなら、それはすごく当たり前のことなのかな、と思うようになりました。
信念を持ってイメージする、とか。
潜在意識を活用する、とか。
読むだけじゃなくて、実行しなさい、とか。
大多数の人が、実践できずに変われずにいる、ということもよく書かれています。
確かに、成功している、と言われる人たちは、ほんの少数だと思います。
なぜなら、大多数の人が実践できていないから。
ほとんどの人が否成功者なのだとしたら、成功「しない」考え方が多数となりますよね。
だから、いくら成功本などを読んだとしても、周りに流されて行き着くところはみんな同じ、となるんだと思います。
みんなそうしているから、こう言っていたから、というのは、全部そういうことなのではないのかな、と思いました。
他にも、会社など、組織に属することが一般的だと思われている。
ハローワークに行くと、就労の意思があるかどうか、というのは、会社に採用される意思があるかどうか、と同義語です。独立開業は蚊帳の外です。
そうでないと、サポートを受けられないのです。
これは国を挙げて、会社組織に属することをあっせんしているということでしょうか。
そして会社組織に入ると、そこでも大切なのは「みんな同じ」ということ。
能力も時間も成果も、すべて中庸で管理されます。
出来過ぎてもダメなのです。すべて枠の中に戻されます。
これは、大衆の足の引っ張り合い、と言えなくもないんじゃないかと思ってしまいます。
みんなと同じが多数で、成功者が少数とするなら、みんなと同じようにやっていては、否成功者にしかなれない、ということなのかもしれません。
そして成功を見たことがない大衆は、いつまでもその世界観を変えられずにその場に留まるしかない。
こうやって本を読んだり、違った考え方に触れる機会があっても、日常に戻れば大衆に埋もれてしまいます。
その中で自分の信念を貫いていくのは、並大抵のことではないですよね。
成功への道は蜘蛛の糸なのかもしれません。