気ままに生きよ

気ままに わがままに 自分らしく

自己肯定

自己肯定感、という言葉もわりと一般的になっていますよね。

ただ額面どおり、高めようとすればするほど、今の苦しい状態をそのまま認めて受け入れようとするだけ、になってしまうのではないかな、と思いました。

 

他者からの影響を無防備に受け続けた状態の自己を、そのまま肯定する、ということ。

それでは、人生の主体が自分なのか、外野なのか、わからなくなってしまいます。

 

人間にとっていちばん大切なのは、安心安全であることです。

社会のルールや教育に縛られて、我慢していることすら気付けない状態で、本当に心から安心して自分のすべてを受け入れ、日々満足感と幸福感を感じながら生きることができるのか、ということです。

 

ただ、社会生活を送る中では、心のままに振る舞うことは許されません。

それは世の中のルールとして、仕方がないことです。

でもせめて、自分の中では、思うがままを許すこと。

それならば、誰にも邪魔されず、誰に迷惑をかけることもありません。

 

自分のすべてを受け入れてくれるのは、自分だけ。

自分を幸せにできるのは、自分だけ。

だから、せめて自分だけは、自分に優しく、全肯定してあげること。

それだけでいい、と思うのです。