気ままに生きよ

気ままに わがままに 自分らしく

記憶術

私は自分の能力を過信してはいないので、せめて今ある脳みそを出来る限り活用して、人並みになれるよう、努力しています。
そのための自己啓発だったり、健康法だったりするのです。

まず、先のことや他人のことなど、自分の手に負えないことに、考えを割くのはやめました。
それと同時に、なるべくメモすることにしています。
思い出したこと、頼まれたこと、後でやろうと思うこと。
忘れないため、というよりも、忘れるためにメモに残し、脳から一旦消してしまいます。
憶えておかなきゃ、という脳力も、なるべく節約したいのです。

それから、なるべく記憶も整理しておくようにしています。
関連付けて覚える記憶術などありますが、それは覚えやすくするためでもあり、思い出しやすくするためにも有効です。
なんのために覚えるか、といえば、後で使うから。使えない記憶など、ただのゴミです。
そんなことがあったような気がする、どっかで見たような。
記憶を探すのも、家の中を歩きまわって探し物をするのも同じ。
探し物をするのが、いちばんの無駄時間と言われています。
だから、整理整頓が大切、部屋がきれいな人は思考も整理されている、と言われるのですね。
なんでもかんでも覚えておくことは、凡人の能力では不可能で、大変非効率なことですから、大切な情報は別で管理しておき、この情報はここにある、ということだけ覚えておきます。
あれ、と思ったら、正しい情報を取りにいく。
どこだっけ、と探すことも、あやふやな記憶を頼りに間違った情報でことを進めてやり直し、などという無駄がなくなります。
うっかり失念、という最悪の事態も避けられます。

常に関連性をもって物事を見るようになると、記憶が断片的ではなく、ストーリーを追えるようになるので、あれを見たのはこんな日、こんな場所、というヒントがあれば、そこから記憶を辿ったり、改めて調べ直して事実関係を裏打ちすることも可能になります。
全てを覚えていなくても、探せる状態にあり、探せるスキルがあれば、自分の能力を超えた情報も使えるようになります。

これは、元々の脳の良し悪しではなく、脳の使い方の問題です。
これくらい覚えておける、と過信せず、情報は外部に保管し、探せる能力に注力するほうが、ラクに物事を進めていけると思います。