気ままに生きよ

気ままに わがままに 自分らしく

パンが食べたい

はあ。東京に行きたい。

先日、夜中に目が覚めて、頭に浮かんだのが、あそこのあのパンが食べたい、ということでした。

私の東京自粛は、武南騒ぎの頃から始まっているので、もう一年以上になります。
その間も、そもそも家にいるのが好きな質だし、外食もしないし、人混みは嫌いだし、買い物はネット通販メインだし、特に普段の生活に不都合を感じてはいませんでした。

でも、あそこのアレ、となると話は別です。
美味しいチーズケーキは宅配注文ができましたが、そのパンはそこでしか買えません。
ずっと、自粛が明けたら行こう、と決めていたパン屋さんもありますが、今回はまた別のところ。もう何年もご無沙汰していたパンの味が、急に思い出されたのです。
そうしたら、そういえば、あそこのパンも、あそこのケーキも、と過去の記憶が蘇り、食べたいもので頭がいっぱいになってしまいました。

パン屋なんてどこにでもあるじゃない、と思いますが、私が欲しいのは、あそこのアレなのです。
他のパンではない。
特に私は、パンは好きだけど、小麦粉は食べたくない、という葛藤を抱えて生きています。
そうすると、あそこのアレなら小麦粉も致し方ないけれど、それ以外は、ただの小麦粉でしかなく、それなら食べないほうがマシ、と思ってしまうのです。

東京に行けないおかげで、小麦粉も控えられていいですが、今はもう我慢しすぎて、反動が怖い。
今のこの欲求も、時間が経って落ち着いてくれるといいのですが。
そしてまた、いつでも行けて、いつでも食べられて、でもできるだけ我慢しよう、という自然な状況に、一日も早くなりますように。

ニュースは見ないので、情報にはとても疎いのですが、一年前の『命に関わる外出かどうか』という小池都知事のコメントが、とても印象に残っています。
自粛の加減は人それぞれの感覚に任されてしまいますが、みんなが協力して、事態が改善されるといいと思います。