気ままに生きよ

気ままに わがままに 自分らしく

私の変化

外出自粛が始まってからも、どうせもともと出掛けないし、友だちもいないし、それほど苦には感じていませんでした。
今も、たまには気分転換でもしたいよねーと思いつつ、結局なにもしないまま。
街歩きも美術館もライブも外食も、エステも整体も美容室も、全部ぜんぶ後回しです。
できないわけではないけれど、しないほうがいいもの、と思うと、危険を冒してまで、する気にもなりません。
ただ最近は、どうせできないんだから、と思うと、今までだったら想像すらしなかったことも、頭をよぎるようになりました。

海外の美術館巡り、とか、国内旅行、とか。
よくある、宝クジが当たったら何する?みたいな妄想です。
現実問題として、お金が、時間が、ということがネックになって叶えられないようなもの。
私の場合、宝クジが当たったとしても、お金や時間があっても、旅行などには興味がなかったのです。
なぜなら、面倒くさいから。

でも、どうせ行けないけど、行けるなら行ってみたいところ、としてなら、満更悪くもありません。
どうせ行けないのだから、面倒くさいこともないものね。
そこまで考えて、もしかしたら、お金や時間など、物質的なものよりも、精神的な、面倒くさい、億劫、未知のものに対する不安、というもののほうが、私のストッパーになっているのかもしれないな、と思いました。

宝クジが当たったら、旅行よりももっと他にやりたいことがあっただけ、ということもあるし、歳をとって価値観が変わってきたこともあるかもしれません。
ただ、行ってみたい、見てみたい、体験してみたい、と思うことすらなかった自分の中に、少しでもそういう思いがあることに気づいて、自分でも驚いているところです。

今、世界が変わり、常識が変わり、私たちも変わっていかないといけないなかで、こういう変化はよい兆しかな、と思ったりしています。