チェックの誘惑
洋服の悩みは続きます。
どうしてこんなにハマってしまったかというと、無印良品で見かけたチェックシャツ。
いいな、と思ったものの、私はシャツが嫌い。
カッチリかしこまった感じがするし、肩が凝りそう。
だから、チェックがいいな、と思っても、シャツはないな、と素通りしました。
ところがそのあと通りかかったディスプレイで、チェックスカートにヒールのブーティを合わせているのに、ガツンときてしまいました。
これ着たい!
ディスプレイのイタリアジーンズブランドは、私の好きな路線ではあるものの、実際買って着るほど好きではない、というところだったので、商品は見ずにアイデアだけいただきます。
チェックのシャツワンピースに、ブーティ。
なんだかしっくりイメージが湧いてくる、と思ったら、まんま、5、6年前に自分が着ていた組み合わせでした。
ローリーズファームの、赤黒チェック。
とことん着て、ワンシーズンで手放した気がする。懐かしい・・・。
それから、チェック、チェック、でひたすらネット検索。
そこで気付いたのが、カジュアルシャツなら私にも着られそう、ということ。
羽織りものって、私の中ではとにかくカーディガンっていうイメージだったのですが、シャツもアリだな、と開眼しました。
そういえば、昔は私もガーゼシャツを重宝していたなぁ。
しばらく職場を意識して、大人しく目立たない服ばかりを選んでいたので、デニムカジュアルなテイストは避けていたけれど、今の私は自由!
好きな服が着られるんだ!
そうは言っても、シャツを羽織って過ごしたい時期は、もう半分くらい過ぎてしまっているような。
もちろん、冬にもシャツにダウンっていう普通の着方があるだろうけど、面倒くさがりの私のこと、わざわざ得意じゃないシャツを着るかな?
お出掛け着に合わせるにしても、チェックシャツに合いそうなのは、ホワイトデニムくらいだし。
ひとまず、チェックシャツは買わないBOXに移動です。
その間2.3日。
歩けばチェック。振り向けばチェック。横切るチェック。追い越すチェック。
もう、気が触れたんじゃないかと思うくらい、行き交う人々がチェックを着ている。
私も気になっているから、過剰に反応しているんだろうけど、凄まじいチェックの嵐。
面白かったのは、若い子のオシャレチェックだけじゃなくて、おじさんの普段着チェックにもいいね!と反応している自分。
とにかくチェックの気分みたいです。
チェック探索の結果、シャツほど多数じゃないにしても、ワンピースも発見しました。
それも、私の好きな真っ直ぐラインのシャツワンピース。
ルブタンのブーティに合わせるとしたら、赤系の色が入っていた方がいいかな、と思っていたら、まさに赤黒。
もう少し白とか青とかも混ざったお洒落チェックがよかったなーと思ったけど、白黒ワードローブに染まった今の私には、リハビリ的に、これくらいの方がいいのかも、なんて、都合のいい言い訳も出てきます。
しかも、yoox価格で定価の半額。
その翌日には、期間限定さらに25%OFF!
これは、奇跡の出会いか⁉︎
でもね。
私もこの数年、学習したわけですよ。
確かに、今までにない閃きでアピールされてるわけですが、本当に着る機会があるのか。
残念ながら、10月以降人に会う予定は白紙。
もちろん、カジュアル服だから日々着る機会はあるだろうけど、その程度の用事なら今ある服でも十分用足りています。
それなのに新たに追加する意味はあるのか。
増して、今流行りのチェック柄。来年には着られないかもしれないのに、何度着る機会があるだろう。
そう思うと、やっぱり買えない。
でも考え方を変えたら、ちゃんと洋服を活用するように、もっと出掛ける用事を作ればいい、ということを言われているような気もするのです。
好き、欲しい、だけじゃ買えない。
とはいえ、それ以外に洋服を買い足す理由もない。
どこで折り合いをつけたらいいものやら。
ずーっと商品画面を眺めながら、唸っています。