夢診断
私が今朝、息を引き取りました。
と言うのも、夢の中で、ですが。
どうやら自分自身でも、もう間もなくその時が来るのがわかっている様子でした。
先の予定について考えるときに、そのときにまだ自分がいるかどうかと考えたり、突然その時が訪れた場合に、その場の人たちに必要以上の迷惑をかけないか、などと心配をしていました。
周りには悟られていないようで、身体も動くらしく、いつも通りに生活しようとしているみたいでした。
今日は何ごともなく終わった。
明日は乗り切れるか。
いつ、その時が来るんだろう。
滞りなく日常を過ごしながら、頭の片隅ではいつ止まるかわからない時計が、チクタク刻んでいるような感覚です。
そしてある日、顔見知りらしい人と、とりとめのない会話の最中、意識が遠のく感じがしました。
ああ、今か。
少し、離れないと。
もう少し左に移動すれば、そこが芝生。
死にゆく人は、そちら側に行かないと。
そんな風に思いながら、倒れ込んだ気がします。
死に関する夢は何度も見てきましたが、ここまではっきりと感じたのは、初めてではないかと思います。
それから、目が覚めてからもこうもはっきり憶えているというのも。
死についての夢は、再生、を意味するのだと、夢診断や夢占いで、聞いたことがある気がします。
なにかが終わり、そして、新しくはじまる。
新しいはじまり。
楽しみです。