身の置きどころ
以前の勤め先を退職してから早半年。
実はまだ、周りの人へは言っていません。
主に趣味関係の人達ですが、もともと私事をペラペラ喋る方ではないので、仕事?と聞かれても、違う〜と答えるくらい。
なるべく嘘はつかないようにして、うやむやにしつつ、話題を変えたり。
必死に隠しているわけではないけれど、本当のことも言わないという、中途半端な状況です。
元来の秘密主義な性格もあるけれど、はじめのうちは、すぐにまた仕事に就くかもしれないし、というのもあって、保留のつもりでした。
時々、話しの流れで言ってしまおうか、と迷うこともありましたが、思い切れずに、そのまま。
さすがに半年経った今、もう少しフリーな身分が続きそうだし、そろそろ仮の姿を維持することに後ろめたい気持ちも持ちはじめ、カミングアウトしちゃおうかとも思っています。
でもねー。
辞めた当時からそうですが、仕事をしていないっていう事実は事実として、どうして、とか、どうするのっていう疑問質問にさらされるのが怖い。
前から融通の利く勤務だったし、サクッと終わらせていたので、愚痴やら、仕事を理由に不都合を言ったことはなかったはずですが、その積み重ねもあってか、さらに近頃の自由さ加減は忙しい人達からすると目に余るのか。
ついに、
本当に仕事してるの?
なんでそんなに余裕あるの?
あんまり仕事してなさそうなのに、お金あるよねー。
などと突っ込まれてしまいました。
えぇ⁉︎っとしどろもどろになりながら、笑って誤魔化し、また言えず。
うーん、どうするか。
日々忙しくしている人達にとっては、仕事に就かずに生活しているというのは、未知の存在なんだと思います。私もそうだった。
ただ、それをいちいち説明して歩くのは、やっぱりしんどい。
仮にも、コンサルタントとか、自営らしい肩書きをつくるか。
言い訳のために、適当に就職するのはいただけないし。
でも先日の突っ込みは、ちょっと羨ましさも感じさせる言い回しで、ってことはお勤めをしていなくても焦燥感や悲壮感、さらには貧乏臭さも感じさせずにいられたってことじゃない?とも思うわけです。
それは、私にとっては最高の賛辞かも。
偽ることが目的ではないのです。
せっかく今、好きなことを楽しむ人生を謳歌できるようになったのに、外野の価値観にさらされると、また迷走してしまうんじゃないかというのが一番の心配なのです。
このまま、私の精神を守るために見せかけの殻にこもり続けるか。
ありのままをさらして揉まれ、開き直ってより強い自己を育てるべきなのか。
悩みどころです。