迷い
以前一緒に働いていた人が辞める時の話です。
その方は「どうしようかな」と思う時点で、自分にそういう気持ちがあるということ。
その時点で判断する、と言っていました。
私は、そういう気持ちはなるべく抑えて生き長らえる方向に心を砕くタイプ。
同僚だったその人の言っていることはすごく当たり前で、なるほど、とその潔さに憧れつつ、でも本当にそんなことして大丈夫?と不安に思ったりしたのでした。
タイプの違いだから仕方ないと思いながらも、その考え方はずっと心に残っていたのです。
でも本当はタイプの違いなんかじゃなくて、ただ私が鈍感なだけ、もしくは、自分の気持ちにふたをする癖をつけてしまっていたからなんじゃないかと思いました。
今また、自分が再度同じ状況に置かれ「自分さえ我慢すれば」という考え方が生きていることを実感しました。
正直言って今も、自分の我慢が足りなかったんじゃないか、自分の子供じみたわがままだったんじゃないか、という思いが頭をかすめることもあります。
違和感を感じる。
他の可能性が目に入る。
迷いがある。
そういう時は、自分の本能に逆らって行動しているとき。
自分の進むべき道を外れているというサインなのだそうです。
それでも、今まで植え付けられてきた価値観をひっくり返すのは、簡単なことではありません。
本来持っているはずの、動物的な感覚を研ぎ澄ませていかなければいけないように思います。
そして、自分の直感を信じて選択していく勇気。
もっとシンプルに。
迷いのない生き方をしていきたいものです。