自己開示
普段からひとりで生活し、ひとりでなんでも完結しているので、あまり人に頼る、ということがありません。
ひとりで寂しいとか、誰かに話を聞いてもらいたいとか、そういうことがないのです。
人と関わることの、煩わしさ、のほうが先に立ってしまうようです。
誰でも自分に興味を持ってもらいたいし話を聞いてもらいたい、とはよく言いますが、私の場合はどうなんだろう。
たぶん人として、そういう欲求はあるはずです。
でも、ちょっと話を聞いてもらう、ちょっと褒められる、それくらいのことでは満足できないのではないかしら。
私に関わるなら、全部正しく理解してほしいし、そのうえで、正しく評価してほしい。
もちろんそんなことは無理ですが、それくらい「ねえ聞いて聞いて」という人たちよりも、かえって欲求の度合いが高いような気がするのです。
だから、ちょっとやそっと世間話をしたくらいで私のことを「こうだった」とは言ってほしくないし、だったら初めから話したくない。
0か100か。そんな極端な感覚があるようです。
人と何度か話をしていると、どんどん立ち入った話にエスカレートしていくような気がします。
私はそれが嫌なので、友人関係もある程度のところでフェードアウトしてしまうし、継続的に会わなければならない人とも、距離をおいて付き合っています。
他人に興味がないというのはその通りで、他人のことに親身にならないぶん、気楽に話を聞き流せます。
話して満足する人にとっては、ちょうどいいような気がしますし、私も自分のことを話すより、どうでもいい他人の話を聞いているほうが気がラクです。
信頼できる人がひとりいれば充分。
それから、自分に安心感があれば、誰に頼らなくても自分で完結していけると思うんですよね。
友達がいなくて可哀想、と思われているのかな、とは思いますが、自分が嫌な付き合いをわざわざする必要はないような。
でも、人としての成長のためには、そういうお付き合いも必要なのかな、と思ったり。
自己開示。
どこまで必要なものなんでしょう。