心の平穏
ユダヤ人大富豪に学ぶストーリー。
ずいぶん前に読んだ本ですが、とても心に残っていることがあります。
それは、心穏やかにいることがとても大切であるということ。
ユダヤ人大富豪の教え 幸せな金持ちになる17の秘訣 (だいわ文庫)
- 作者: 本田健
- 出版社/メーカー: 大和書房
- 発売日: 2006/02/09
- メディア: 文庫
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衝動買いがわかりやすい例ですよね。
最後のひとつですよっていう悪魔の囁きとか。
お得、限定、割引きなどなど、心理的負担に負けて無駄な出費をしてしまうことって、よくあることだと思います。
他には、短気をおこして交渉決裂させるということも、身から出た錆。
要するに、人が何かするときには、感情が絡んでいるということ。
専門的な話はわかりませんが、マーケティングも何かを買いたくさせる手法とすれば行動心理学に通じます。
マーケットの売り買いも、人の思惑により左右される部分が大きいと言います。
景気上向きという情報だけで株価が上がったり、さらに集団心理で行き過ぎるとバブルになったり。
人から感情を取り除くことはできません。
ただ、そのふり幅を小さく、いつも穏やかに、平静を保つことができれば、馬鹿な失敗というのは防げます。
これはお金を使うときだけではなくて、あらゆる場面につながっていくことだと思います。
相手の言動に一喜一憂したところで、自分には何の得にもならないことがほとんどです。
仕事においても、トラブルにあたふたしている暇があったらできることから手を打って行ったほうがいい結果につながります。
イライラすると判断を誤るし、何より自分がエネルギーを消耗します。
そう考えていくと、心穏やかにいるということはとても有益なことだと思いました。
初めは感情の起伏が少なくなると、毎日が楽しくないんじゃないかと思っていました。
少しずつ訓練をして、冷静に穏やかにいるよう努めていると、そういうものではないということもわかってきました。
ジェットコースターのように上下しない分、毎日が一定に続きます。
そして、幸せを感じる、喜ぶことに上限はありません。
落下することがなくなり、上がりたければどんどん上がればいいということですよね。
今までより、幸せにならないはずがありません。
まだまだ落ち込むことも、うじうじ文句を言いたくなることもありますが、少しずつでも心穏やかにいられる日が増えるように、これからも努力していくつもりです。