働き方
「僕たちはいつまでこんな働き方を続けるのか?」
題名がそのまま私の気持ちにどんぴしゃで、内容もタイトル負けせず、きちんと応えてくれます。
学術的な難しい話も、わかりやす〜く丁寧に繰り返し説明してくれます。
マクロな話、専門的な話は苦手な私でも頑張って読めました。
どこを目指して、何になりたくて働くのか。
とめどない毎日に追われて、なんとなく感じていた虚しさの理由を教えてくれます。
ものすごく現実的な話です。
リアルすぎて、なるほど!と思う反面、やっぱり・・・と暗澹とします。
頭では理解できても、感情的に受け入れ難い、そんな種類の話だと思います。
初めはとっても面白く、夢中になって読めるのですが、途中から苦しくなってきます。
でも少し、私の思う「適性」に通じる感覚もあって、嬉しくなったり。
そして、継続は力なり。
地味な努力を積み重ねることは、よほど好きなことでなければできないんじゃないかと思います。
だから、大丈夫、頑張っていればいいことあるよって、誰かに言ってもらいたい。
こっちの道で大丈夫だよって、誰かに言ってもらいたい。
でも、本当に安心するためには、自分でひとつづつ確認しながら、積み上げていくしかないんですよね。
働き方の答えは、人それぞれ。
この本の内容を指針に、自分の働き方を見つけていくしかないんだと思います。
重いですね。
働き方。
一生続くものだから、余計に。