緊張
趣味のイベントに向けて、準備をしているわけですが。
イベントでは、大勢の人の前に立つことになります。
私はよく「緊張しないの?」と言われます。
緊張しているように見えないのだそうです。
それに対して私はいつも「緊張はするよ」と答えます。
緊張はする。
それは当然です。
人目に晒される。
失敗したくないと思えば、プレッシャーもある。
上手くやらなきゃと思えば、気負いもする。
ですが、緊張するから、いつも通りできない、という理由にはならないのです。
緊張しないの?と聞く人は、緊張してしまうと、焦ってパニックになって、普段通りでいられないはず。なのにそんなふうに見えない人は、そもそも緊張していないに違いない。緊張してしまう自分とは違う、緊張しない人なんだ、と思っているんだろうと思います。
だけど、そうじゃない。
緊張はします。
緊張して、心拍数が上がり、汗が出て、足が震えます。
その後大抵の人は、そんな自分自身に戸惑って、頭が真っ白になって、わけが分からなくなる。
でも、そうなることはある程度人生経験のあるいい大人なら想像できるはず。
そうなることが分かっているなら、前もって対策をすればいいのです。
落ち着いて、いつも通りを心掛ける。
緊張しているからこそ、落ち着いてゆっくり丁寧に深呼吸をする。
緊張とパニックをイコールに考える必要はないのです。
緊張することはわかっている。
緊張することは当たり前の反応です。
緊張した状態を、まずは当たり前のこととして受け入れる。
大切なのは、緊張したときにどう対応するかです。
緊張してパニックになるという考えを受け入れている人は、その通りになります。
緊張したときこそ、意識して気持ちを落ち着かせることに努める。
いつもと状況が違うのだから、いつも通りに振る舞えなくて当然です。
緊張していつもの半分のチカラしか出せないのなら、200%の準備をしておく。
それでももちろん、完璧になんてできません。
そういう体験を繰り返し、失敗しながら学習していくのです。
緊張しないようにする努力は必要ない。
緊張の中で、どうするかを考える。準備する。
緊張が興奮になったら・・・きっと楽しいのだろうな。