気ままに生きよ

気ままに わがままに 自分らしく

白トレーナー

秋冬の洋服チェックの際に、今年は手持ちの黒パンツを履きたいなーと思っていました。

仕事着として散々着ていたため、退職してまで履きたくない。
でも、とっても気に入っていたので、アッサリ捨ててしまうこともできず。
黒パンツはどこでも履いていけそうだし、他の洋服とも合わせやすいだろうし。
それに、履きやすくて自分の体型にあうパンツっていうのはなかなか貴重だと思う。
そんな思惑があって、しばらく寝かせていたものです。
ワイドパンツとテーパード2本。
今年はワイドパンツがたくさん売っているから、私の古株秘蔵っ子も主役になれるかも。
 
まだ履いて行きたいような出掛ける予定はないものの、履くとしたら、何を合わせようか。
靴は、こちらもなかなか出番のないルブタンのブーティです。
トップスは、丈の短いものを合わせたい。
私の頭の中で、パッとイメージが閃きます。
白のウエスト丈のトレーナーに黒パンツ。
 
でも、待て待て。
手持ちの組み合わせでも、似たような格好はできるかも。
丈にこだわると黒のTシャツはあるけど、黒×黒では面白くないかしら。
黒を避けるなら、白Tシャツか、グレーのニット。どちらも丈が長いので、私のイメージとはちょっと違う。
手持ちのトップスは、どれも合わせておかしくはないし、それでもいいんだけど・・・。
どうしても、白トレーナー×黒パンツの映像が頭から離れません。
 
そういえば、丈短トップスは去年も探しました。タートルニットで好みのものがあったのですが、サイズが合わずに断念していたのです。そのイメージに引っ張られているのでしょうか。
丈短のシルエットが私の手持ち服に合わせやすく、私も好きなのは黒Tシャツで実証済み。
だからと言って、白も黒も丈短にしちゃっていいのかしら。
白トップスを二枚も所持する必要はない気がするので、丈にこだわるなら、今ある白Tシャツはお役御免。
そのTシャツを手放してまで、白トレーナーが欲しいかどうか。
それとも、どちらも必要!として両方活かす?
 
私の脳裏には、相変わらず丈短の白トレーナー。
今季はスポーツブランドとのコラボみたいなのがいろいろ出ていて、たぶん私のトレーナーイメージもそこから発生しているんじゃないかと思います。お店で探索しましたが、どれも裾はたるませ丈。
そうじゃないんだよなー。
 
洋服ショップがダメなら、本気のスポーツメーカーならあるかしら。
と思ったら、ビンゴ。
理想の丈短白トレーナーがありました。
しかも、裏起毛じゃない夏物。普通の綿のループ生地のほうが温度調整しやすくて希望だったのです。
さらに、夏物セールで50%OFF。
 
これまた、素敵な出会いがあったものです。
チェックシャツではどこまでも悩んだのに、今回は即決。
値段の安さもあったけれど、とにかくしつこく頭から離れなかった、私の脳内イメージ。
チェックシャツの時もそうだったけれど、実際に自分が着ている姿が簡単に想像できるとか、それがいつまでも離れないとか、そういうのが、私のサインのような気がしたのです。
 
これまで、いいなー、となんとなく考え無しに手を出して、散々失敗してきました。
その反省から、とにかくあるもので、確実に着るものを、最小限に、と理性で抑えているうちに、自分の感覚が麻痺してしまっていたようです。
なにがいいのか、なにが必要なのか。
論理的に考えるようにしていても、これがいい、これが欲しい、という欲求まで、なくなるわけではないんですね。
私がするべきことは、一時的な気の迷いやその場の雰囲気に流されないように理性を働かせながら、自分の本当の気持ちに気付いてあげること。
それが、今回は明確なイメージとして脳裏に焼きついて離れないとか、想像通りのものがタイミングよく手に入るとかいう形で現れてきたのだろうと思います。
 
こうまでして欲しかったもの、着たかったもの。そしてスムーズに手に入ったもの。
そんなものの前では、過去の洋服は褪せて見えるのです。これがあるなら、もういいか、という気になります。
自然と、手持ちの白Tシャツは手放す気持ちになりました。
 
そうして、白トップスの入れ替えとなったのです。
この感覚を忘れずに、もっと身軽に洋服と付き合いたい。
こんな風に自然と洋服を買ったり捨てたりできるようになったら、苦手意識もなくなるだろうなあーと思うのです。