偶然の再会
4ヶ月ぶりの知人と、道でばったり会いました。
彼女には、前回会ったときに私が仕事を辞めたことを打ち明けてありました。
近況を尋ねられ、相変わらずお勤めはしていないことを伝えると、全然貧しい感じが出てないね!と意外そうに言われました。
格好のことではなく、雰囲気が疲れていない、いきいきしている、ということを説明してくれました。
その時の服装ときたら、いつものユニクロTシャツとペラペラロングスカートで、安上がりもいいところ。
だからこそ、見た目だけのことを言いたいのではないことがわかります。
やっぱり、仕事のストレスがないと違うんだね!と。
聞けば、彼女の方も職場環境で我慢の限界に達している様子。
自分が行き詰まっているぶん、余計に私のお気楽加減が明るく見えたのかもしれません。
彼女の問題が良い方向に向かうことを祈りつつ、私はとってもいい気分になりました。
私が定職に就かずにフラフラしていることをあまり人に言いたくないのは、仕事が決まらなくて可哀相、生活は大丈夫?と勝手に心配されることが嫌だからです。
私は好きで今の生活をしているし、前よりもっと幸せになるために、今の生活を選択しました。
彼女の感想は、それを正しいと認めてもらえたようで、とても嬉しい。
半分お世辞と差し引いても、わずかでも、楽しそう、と感じる気持ちが不幸な印象を上回っていなければ、あのような発言が出るわけがないと思うから。
つかの間でしたが、元気をもらった嬉しい偶然の再会でした。
彼女にも、いいことがありますように。