気ままに生きよ

気ままに わがままに 自分らしく

実現?

なぜ私が今、悠々自適な生活をしているか。

もちろん、自分が望んだからです。

でも、だからと言って綿密に計画的に、何かをしたとも思えません。

ぼんやりと、貯金が三千万円くらいあったらリタイアしてもいいかなぁとか、そしてマンションを買って〜とか、あーやっぱり一億くらいは欲しいなぁ、宝クジでもあたらないかなぁとか、そんなことを考える日々でした。

やっぱり先立つモノがないと、不安。

 

それと同時に、自分がなにを一番望んでいるか、を考えました。

生活をしていくのに、働いて稼がなきゃいけないのだったら、せめてやりがいのある仕事がいい。

今の生活の何が不満か。どうなれば快適に思えるか。

 

まず、朝起きて憂鬱になるような生活は嫌です。

仕事は嫌いではありません。

でも組織の中で、みんなと同じを強要され、押さえつけられるような息苦しい思いはしたくない。

もっと尊敬できる尽くしがいのある人とだったら、楽しく働けるんじゃないか。

 

自分の居場所がここではないような感覚をもちながら、でもどこへ行ったらいいのかわからない状態でした。

そろそろ限界を感じて、年末にリミットを設定しました。

それまでに少しでも貯金を増やして、やりたい仕事を見つけて、準備を進めようとした矢先。

プチっと糸が切れるように、5月に退職を決めました。

 

まだ、どうなりたいと願望が見えたわけではありません。

ただ、ここではないことははっきりしていました。

 

時間に余裕ができて、人との関わりもぐっと減り、世間の干渉から離れて、自分自身の気持ちと素直に向き合うことができるようになりました。

そして、思い出しました。

 

何年か前、うちの犬が10歳になったら、仕事を辞めて面倒を見ることを最優先にしようかな、と思ったこと。

私が退職を決めた5月の15日に、ちょうどその犬が10歳を迎えたところでした。

偶然?まさか、私の願い通り?

最近はまだまだ犬が元気なので、退職するにしても、もう少し先でもいいかな、と思っていました。そのぶん貯金もできるはず。

そうやって、先延ばしにしようとしていたはずなのに。

それが、ぴったり10歳になってすぐにこんなことになるなんて。

 

なにか特別なお祈りをしたわけではありません。強く願う特別なきっかけがあったわけでもありません。それから毎日片時も忘れずに祈り続けたわけでもありません。

むしろ、あと2.3年は延期にしようと思っていたはずなのに。

私が考えた通りになっている。

希望が現実になっている。

 

もしかして、こういうこと?と具体的に考え始めたのは、これがきっかけでした。