気ままに生きよ

気ままに わがままに 自分らしく

ランチ

久しぶりな人に会いました。

勤めていた会社の中で、唯一、私の連絡先を知っている人です。

6月末で退社して、それっきりだったので、もう会うこともないかと思っていました。

人としては好きでしたけど、今更会っても会社の愚痴を聞くだけだと思ったので、私から連絡するつもりはありませんでした。

私は自分から誘うことはできませんが、その分、誘われたときにはお付き合いすることにしています。

私も、その後の噂話、というのにも興味ありますしね。

 

結果、会社の話ばかりしていたにも関わらず、楽しかった、と思えたのが不思議です。

もう4ヶ月も前のことなのに、昨日のことのように思い出すことに自分でもびっくりしました。

辞めるかどうしようか悩んだとき、現状の不満、今後の目算、自分にできること、そして、それを試す意思が自分にあるかどうか、ということ。

自由の身である今だから、気兼ねすることなく素直に言葉になって出てくるようです。

何度も反芻してきたことは自分の中でも折り合いがつき、時間とともに過去のものとして色褪せたと思っていたのに、当時の気持ちがよみがえったようでした。

 

辞めた理由も、その判断が正しかったと感じていることも、変わりありません。

それでもこうして今も思いが残っているということは、後悔なのか、ただ新しい挑戦に気を取られることがないからなのか、とちょっと考えたりしました。

 

今の愚痴を聞かされるのかなあ、なんて思っていましたが、かえって私のほうが打ち明け話をしにきたみたいになっていました。

相手もまさか私が仕事をしていないなどと思っていなかったようで、社内では、私が独立開業するのかしら、と言われていたそうです。

この時にも『今でもそれだけの意見を持っているなら、まだやれるんじゃないの』と言われたりしました。

今は私の中の「仕事」の優先順位が高くないので、そこまでの気持ちは持てませんが、いつかまた、この仕事に熱意をもって向き直ることがあるかもしれません。

その時には、きっとこの思いと経験が、私の大事な資産になるのでしょう。

それまで、大切に仕舞っておこうと思います。