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「成功法則」の取扱説明書

最近はめっきり仕事への意欲というものを感じなくなってしまったので、よく読んできた仕事術とか組織論とか、自己啓発的な分野の本も手に取る気になりませんでした。

でも、小説とかよりはそういう経験とか知識とか、教えがある本のほうが好きで、そんな時図書館で見つけたこの本。

 

成功はどこからやってくるのか? ~「成功法則」の取扱説明書~

成功はどこからやってくるのか? ~「成功法則」の取扱説明書~

 

 

こういう類の本は内容を凝縮したようなタイトルをつけているようで、わざと誤解を呼んでいるだけのことも多くあるので、題名はあまり気にしません。

それから、本を読んで自分も成功したい、というよりは、成功している人というのはどういうことを考えているか、ということを垣間見れるのが、こういう本の面白さだと思います。

 

特にこの本は、成功法則って本を読んだところで、みんながみんなできるもんじゃないからね、ということをあっさり言ってしまっています。

成功している人が、成功を夢見ている人を見ると、こんなふうに見えているんだなあと思います。

夢見るだけでなぜ成功できないか、ということをたくさん書いてあります。

そのうえで、成功するためにするべきことは。

 

・「創発」を起こす。(マイケル・ポランニー)

継続することでスイッチが入る。そして見えないチカラ(あいつ)が現れる。

とにかく、やるべきことをやり続ける。エジソンみたいに。でも、途中で止めてしまうから何にもならない。これもいろんな本に書いてあります。

この本では、続けていれば必ず次の段階へ行ける、と言い切ってありました。

私も、何かを習得するには1万時間、というのを見たことがあります。そういうことなのかな、と思いました。

 

・偶然を待って身をゆだねる。人生の浮力を使う。無意識とともに生きる。

 

・全ての責任を持つ覚悟を決める。

この本の中で一番の出会い。

 

もと こちら

そのままぜんぶ

あたりまえ

ただ ありがたく

すいません

 

平井謙次氏「もとはこちら」

 

 

身の回りで起こることは、すべて自分の責任である。

原因と結果の法則ともいえるかもしれません。

分かっているつもりでも、少し思い返すだけで反省することがたくさんあります。

それにしても、きれいな文章です。

 

・才能は「資産」ではない。「十字架」だ。才能は磨きをかけなくてはならない。

 

そして、手に入れてしてしまうと喜びは一瞬。

実現一歩手前の「可能性」が無限にあることが、幸せなのだということみたいです。

だとすると、成功とは「青い鳥」ということなのでしょうか。

成功を追い求めて、才能に磨きをかけ、「あいつ」を待ちながら継続し続ける。

それ自体が、成功ということなのでしょうか。

私には、まだまだ理解できない次元の話です。