頑張り方
仕事の時間のかかる人、要領の悪い人って、なんでも自分で抱え込みたい人が多いように思います。
ひととおり全部把握しておきたいとか、
自分だけのルールでも、ひとつ残らずきちっと揃えておきたいとか。
要するに、目指すところからすると無意味と思われることにまで、神経を使い、手間をかけ、時間を使う。
かくいう私は、とにかく手抜き大好き。
最低ラインにまで達していれば、それでよし。
丁寧とは言えませんが、それでなんとかなっているんだから、十分でしょってなもんです。
どっちがいいかというと、どっちも行き過ぎはダメで、適度に丁寧に、適度に手を抜いてっていうのがいいんでしょうね。
ずぼら派の私から見ると、そんなことまであなたが悩まなくていいんじゃないの、ということまで、いつまでもうんうん唸っていますね。
でもそれって、ある意味高慢なことだと思うのです。
なんでも自分で把握できると思っているから、なんでも管理したくなる。
自分でも悩めば答えが出せると思っているから、悩んで答えを出そうとする。
私は、自分にできることは限られていると思うから、できないことにまで手を出さない。自分の能力を過信しない。
自分が考えたところで、相手の気持ちまではわからない。だったら、相手に判断をゆだねればいい。
そう思うと、なんでも手放せるものです。
すべてを管理しようとすると、人のやることなすこと気になります。
そして口が出て手が出る。
結果、やらなくていいはずのことまで背負い込み、時間ばかりかかって、悪循環。
一番よくないのは、それを自分が頑張っていると思い込むことですね。
頑張っているのに結果が出ない人っていうのは、そこかな、と思います。