薄情娘
人生の一大事ではありましたが、日常に戻ればそろそろ普通の感覚が戻ってきます。
義理のご挨拶やらにも飽き飽き。
なにより、大変だね、疲れるでしょうと言われることで、自分が本当に大変で疲れているように思わされているような感覚が気に入らない。
いつまでも悲劇のヒロイン扱いでもないですし、誰でも生きていれば遭遇すること。
お坊さんも通夜の席で「無常」ということをお話しくださいました。
確かなことは、今生きていること、いつかは死ぬこと。それだけです。
死とか悲しみとか疲れるとか大変とか、どうしたってネガティブなイメージになります。
なのでそろそろ普通の話題を書いていきたいな、と思っているのですが、あとちょっとだけ。
私が今回スムーズに日常に戻ってこられたのは、ちゃんと寝ていたからじゃないかと思うのです。
無理して夜更かしすることがなかったので、非日常な数日でも体調崩さずにいられたんじゃないかと思います。
病院の付き添いも一晩もありませんでしたし、病院にいる間も居眠り三昧。
お通夜の晩も犬がいるから、という名目で早々に引き上げ、自宅でゆっくり休みました。
もちろん、父と一緒にいたい気持ちはありましたが、自分も大事・・・。
本当に、薄情な娘でごめんなさい。
あとはきちんと食べることですね。
おなかがすいていなくても、ちゃんと三食食べるようにしていました。
まったく動かないかったにもかかわらず、太った印象はありません。
見えないところでストレス対処のためにたくさんのエネルギーを使っているんだと思います。
実感としても、脳みその中の半分以上はストレスに占領されて、まったく回転してる気配がありません。
式の終わった晩などは、葬儀屋さんへのお支払いのお札を数えられないくらいぼんやりしていました。
忙しく仕事をして紛らわせる、なんて話も聞きますが、とんでもない。
パフォーマンスは半分以下ですね。
仕事なんてできる状態じゃないですよ。
判断力が鈍るっていうのは、軽くうつ状態なのかもしれませんね。
脳みそをきちんと休ませて、ご飯を食べてエネルギーを補給する。
そうやって、早く回復していきたいと思います。