筆跡
父が亡くなりまだまだ遺品整理とまではいきませんが、写真やモノには思い入れがない私。
父の顔は記憶の中にあるもので十分。
帰りは寒くなったため、父が最後に着ていたセーターを着て帰ってきました。
これは今年たくさん着て、さよならしたいと思います。
あとは幼い頃に父から譲り受けたペンダント。
これはずっと大切にしてありました。
これが形見となりそうです。
写真よりモノより、私が一番父を感じるものが父の筆跡でした。
父の署名。
メモ書き。
私は知りませんでしたが几帳面だったようで、自分用のカレンダーの小さなスペースに、その日の出来事がびっしり書き込んでありました。
父の癖のある字。
父にしか書けない字。
字は人を表すのですね。
手書きの文字が、こんなに大切なものだとは今まで気が付きませんでした。
デジタルに慣れてしまいなかなか手書きをする機会がありませんが、たとえメモ書きであっても字を書くときには心を込めて、丁寧に書きたいなと思いました。
年賀状なんかもすでに廃止している私ですが、大切な人には心を込めて、直筆のお手紙を送るのもいいですね。
大切な人は近くにいるぶん、わざわざお手紙にすることもありませんよね。
手書きの遺言状でも、用意しようかな・・・。