特技
特技というのでしょうか。
よく道を聞かれます。
しかも、外国の方に話しかけられることが多いのです。
そんな私、残念なことに英語はまったくわかりません。
もちろんドイツ語だって中国語だってわかりません。
学校を卒業してから英語を話すことも聞くこともほとんどないので、中学生レベルです。それも20年前の。
なのに、どうして?
ふだんは『くだらないおしゃべりお断り』っていうオーラをすっごい出しているので、会社の人にもほとんど話しかけられません。
それが、見ず知らずの人からは話しかけられるのです。
どうして?
なぜかはわかりませんが、私しかいないわけでもないのに私に聞いてくるのです。
私も困っていたら助けて欲しいので、わかる範囲で対応します。
この間は会社の近くで隠れ家すし屋を探す中国人カップルに出会いまして。
私も隠れ家まではわかりませんので、ガイドブックに書いてある電話番号に電話してお店の人に迎えに来てもらいました。
そんな面白体験もできるので聞かれて嫌なことはないのですが、やはり気になることは英語くらい話せたほうがいいのか、ということ。
外国の方に道を聞かれたときのために私は英語を話せるようになるべきでしょうか。
私はそこまで求められているのでしょうか。
これをきっかけにして、新たなチャレンジをしていくことは素晴らしい。
ただ、今までネイティブな日本語と20年前の記憶でどうにかやってきました。
そして、英語だって日本語だって言葉です。
言葉ばかりが達者でも、肝心の道を知らなければ使えません。
アイドンノーで終わりです。
伝えたいことがある、伝えたい気持ちがある。
それだけで今までやってきたじゃないか!
ということで、私はまたも口実を見つけ、世界へ羽ばたくチャンスを自分で潰していくのです。
だって、英語、使わないもんねー。